食べ物の恨みは

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「もういいよ」 「わたる……」 「だーーもうそんな顔すんな!もう怒ってないってこと!」 「………ほんとか?」 情けない顔した当麻の頬をぐいーっとひっぱる。 こんな顔してもイケメンとか喧嘩売ってんのか。 その手を掴まれ指先にキスを落とされる。 「弥。好きだ」 「俺も。今日1日無視してごめんね」 「もういい」 そういって抱きしめた当麻の肩に額をのせる。 当麻の香水の匂いがして、1日離れてただけなのに懐かしく感じた。 俺が悪いんだけどな。やっぱ無視はよくないね。
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