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カッパはそっと目を覚ましました。
いたのはキズだらけで心配な顔をしている赤鬼いました。
その手には村人達から取り戻したのか、なでれは水を出す大きな赤いなお椀持っていました。
赤鬼はカッパのウソについでカンカンにおこっていました。
「天狗から聞いた。おめえ、ウソをついたな。なぜ、ワに本当のことを話さない。話さなかったら、おめえをゆるさねぇ!」
カッパは赤鬼に謝りました。
そして今までの出来事をウソをつかず全て話しました。
カッパの本当の話を聞いた赤鬼は納得をしてカッパのウソをゆるしました。
「そうか、龍神さまのおつげだからしょうがないべ。そんだったらこれを持って行け。」
赤鬼はこしに差していた棒を取り出しました。
棒の先にはじょうぶな鉄の板が付いていました。
「これは人間達が畑の土を掘るための道具だ。これを使えば龍神さまを目覚めさせるのにちょうど良い。おらの大切なお椀の代わりだ。」
赤鬼はそう言いカッパに鉄の板が付いた棒をわたしました。
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