第1章

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気づいたら天井があった 「ここどこ?」 「あっ!やっと気がついた。大丈夫?」 保健室の先生.....ここ保健室か 「熱中症で倒れていたところを通りかかった人が連れて来てくれたのよ」 熱中症....確かに今日は暑かったもんなぁ 「すみませんでした。授業戻ります。」 「ありがとうございましたの一つも言えないの」 「あ、...ありがとうございました」 「はい、まぁ本当に言うべきは私じゃないんだけどね」 助けてくれた人お礼するべきか...... でも、誰か分からないしだいたいお礼っと言ってもありがとうございましたぐらいしかできない .........そうか、自分が返さないから”思いやり”が返ってこないものと感じるのか ”思いやり” どうでもいいし関係ないと思っていたけれどそうじゃないんだ すべてが繋がっているんだ 「”思いやり”が返ってくるのも返ってこないのも自分次第か」 少しだけ、助けてくれた人に会いたいと思った
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