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どうして自分にしか見えないモノがあるのか分からなかった。 『電柱の側に誰か居る』 『空き家に映る人影』 『耳元で囁く呟き』 見えるがまま、聞こえるがままを周りの人間に伝えてきた。 次第にそれがオカシイことだと気付き、口を閉ざす。 だが―… 遅かった。 仲の良い友人は皆、気味悪がって離れていき ――…私は独りになった―
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