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「森だな」
「森ね」
俺達二人は、王国の中にある一番危険な森の奥地に立っていた。
え?何でそんな事分かるかって?あの爺さんがサービスで知識くれたんだよ。
「剛君、これからどうするの?私は剛君と一緒ならどんな場所でもどんな状況でも天国だけど。」
彼女が可愛過ぎてキャラ崩壊しそうだ。
「俺も菫と一緒の時が一番幸せだよ。そうだな・・・取りあえず王都に行くか・・菫に野宿させるわけにもいかんし。」
「剛君・・・嬉しい。」
この後、3時間ぐらいの間イチャイチャした。
そのあまりのリア充空間に、凶暴な魔物すらも近寄らなかったという・・・・
~王都~
「何者だ?王都に何の用だ?」
門番か・・・こういうのは菫の得意分野だな。
「私達は旅の者です。そろそろ何処かに住もうかと思いまして、彼と相談したところ王都が一番良いんじゃないかという話になりましたのでここに来ました。」
菫はそう言いながら俺の腕に抱き付いてくる。
「そうですか。いや、これは引き留めてしまってすいませんでした。」
「いえいえ、お仕事ご苦労様です。」
こうして何の問題もなく王都に入れた。
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