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「いいね~俺等そういう気の強い女の子大好きなんだよなぁ!!」
そう言って三人が菫を抑えようとする。
「遅い」
菫は三人の動きを完璧に見切り、日本刀を振った。
ゴト×3
男達の首が胴体とさよならして、首があった場所からは血が吹き出ていた。
「お見事。やっぱり体が軽くなってたりするのか?」
「うん・・・地球にいたころよりもかなり強化されてるみたい。手加減が難しいわね。」
そう・・男三人の首を飛ばした一振りは、実は途轍もなく手加減された一振りだった。
せいぜい0.000001%ほどだ。もし1%もだしていれば、この大陸ごと海の藻屑になっていただろう。
「そうか、俺も気を付けねえとな。」
「剛君は意外とドジだからね。うっかり惑星ごと消滅とか、シャレにならないわよ?」
三人殺したのに何で誰も騒がねえの?と思うかもしれないが、王都の人間は「勝負に負けた奴が悪い」という考えだからだ。
自分から絡んで行って殺されたのだから、誰も騒がないのは当然だ。何故なら自業自得だからだ。
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