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「は?帝になれ?」
「そうだ!お前らの実力なら確実にトップになれるぞ!」
「断る」
「断るのなら、ギルド登録は取り消しだ!その辺で野垂れ死ぬがいい!」
「ほお・・・俺に脅しか?」
俺は殺気を出しながら指をバキバキと鳴らす
「待って剛君。確か帝って王族と同等の権力なのよね?この先権力馬鹿の相手をしなくちゃいけない場面もあるだろうし、権力があって困ることは無いと思うわ。」
「それもそうだな。よし、帝になってやろう。」
「切り替え早っ!?」
「そりゃそうだろ?菫の方が頭良いからな。何か迷った時は菫の言うことに従うことにしてんだ。」
「え、迷ってた・・・・?どう見ても完全拒否してたような・・」
「おい受付・・・まだ名前も出てねえうちに死にたくはねえだろ・・?」
「黙ってます!!」
受付は見事な敬礼をした。
「んで?試験とかあんのか?」
「あぁ、帝達は皆我が強いからな。新入りは自分たちで試さなきゃ気が済まないんだよ。だから明日帝全員集まって試験するらしい。時間は午後五時だからな。」
そう言ってマスターと受付は去って行った
「よし、バックれるか。」
「剛君・・・?」
「すんません冗談です。マジ冗談ですからその致死率100%の毒を塗り込んだ手裏剣を空中に500000枚も展開させないでください。」
「大丈夫。私も剛君も死なないから。不老不死・・・貰ったでしょ?」
「貰ったけど!死なん状態で致死率100%の毒くらったらどうなるんだよ!?めっちゃ苦しいだけだろ!?」
「私、剛君が相手ならSでもMでもなれるから問題ないわよ。」
「俺はSにはなれてもMにはなれねえよ!ってかそう言う話じゃねえ!!」
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