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最早爺さんの肉塊すらなく、血の海だけが広がっていた。
「・・・やり過ぎたかな?」
「いや、大丈夫だ。もう復活してきてる」
俺と菫が見ている中そこらに飛び散った血が一か所に集まって爺が復活した。
「お主ら・・・少し話を聴いてもらえんかのう?」
俺と菫は顔を見合わせ、一応了解した。
爺の話を纏めると
爺さんは神(しかもかなり上位)→俺等は地球に収まる存在じゃない→このままだと地球が滅ぶ→一回殺そう→同じ姿のままで違う世界に転生→勝手に殺したお詫びに能力上げよう→説明の為に姿を現す→俺等にぐちゃぐちゃにされる
「すんませんでした!!」
「ご、ごめんなさい!!」
只今二人で土下座中
「ほっほっほ・・・元々こちらの都合で殺したんじゃ。何されても構わんつもりできたんじゃよ。じゃから頭を上げなされ」
やべえ・・・この爺さんいい人(神)過ぎる!!
「さて、どんな能力がお望みかな?無限の魔力か?創造の力か?なんでも良いぞ」
「じゃあ俺は・・・身体能力(五感とかその他諸々含む)を1000億の1000京乗倍と不老不死で。」
「私は・・・身体能力を剛君の半分ぐらいまで上げるのと、錬金術。あと不老不死をお願いします。」
「そ、即答尚且つ無茶苦茶じゃな・・・・何故不老不死を望む?」
「菫と永遠に一緒にいたいからだ。」
「剛君と永遠に一緒にいたいからです。」
「またもや即答か・・・・よかろう。お主らの望み叶えよう。」
俺と菫の身体を光が包み込み、次の瞬間には光ごと消えた。
「さて、あの二人はどんな風になるかのう」。
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