本編

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「とても昔の話です。息子から、『アイツがいつまでもメソメソしていたらこれを渡してあげてくれ』、と」     マルクスは握っていた花束を地面に置き、右手を老婆の前に差し出した。  なぁ、アルベルト。  俺のしてきた逃避って、とってもくだらないことだったのかな。  お前はいつだってここにいてくれるじゃないか。 ~fly~
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