第1章

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──────三秒 ────二秒 ──一秒 ───突然、ぐらっと強烈な衝撃が吾輩を襲い、同時にある光景が目の前に広がった。 ───鏡の前に、人間が立っている。 慌ただしくネクタイを結ぼうとしており、イライラした様子が伺える。 「あぁっ、ちっくしょ! 時間ねぇのに!」 ───おや? もしやこれは…吾輩の… 「また遅刻かよ…はぁ。もっと時間ありゃなぁ…。あー! まじ時間欲しい! あーくっそ!」 ───そうか……吾輩は……
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