第1章

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システムボイス「誘爆を確認。ソナー感度、低下」 トシユキ「今だ! シングラリティ2番機、発進! 4番艦隊も続け!」 ◯海上  シングラリティ(2番機)、白波を立てながら、海上をスケートのように滑りながら直進する。  航行スピードの差から、艦隊が置き去りにされる。 ※カメラ、一旦海中へ  シングラリティ(2番機)の方へ進路を取る敵潜水艦隊。  そのまま直進し、シングラリティ(2番機)へ魚雷を発射する。 ※カメラ、海上へ  シングラリティ(2番機)、高速で蛇行移動し、魚雷の進路を避ける。  回避行動を続けながら、バックパックに搭載した魚雷を水中へ発射する。 ◯シングラリティのコクピット システムボイス「ECMに感あり、ミサイル来ます」 トシユキ「護衛艦群で迎撃しろ。間違っても2番機に当てるなよ!」 ◯海上  護衛艦からミサイルが発射される。  ミサイル、水面ギリギリを飛行する。  シングラリティ(2番機)、後方から来た味方ミサイルの間をすり抜けるようにして移動。  シングラリティ(2番機)の前方で爆発が発生。  爆煙の向こうから現れたミサイルを、シングラリティ(2番機)が機銃で撃墜。  シングラリティ(2番機)、敵潜水艦隊と接触。魚雷で牽制しつつ海中へ爆雷を投射し、潜水艦を撃沈する。  シングラリティ(2番機)の動きに隊列を乱される敵潜水艦隊へ、味方潜水艦隊が攻撃を仕掛ける。 ◯シングラリティのコクピット  コンソールの画面を見るトシユキ。  敵潜水艦を示すマーカーが、シングラリティ(2番機)を示すマーカーの進行に合わせ次々と消失していく。  シングラリティ(2番機)が取りこぼした敵潜水艦も、味方潜水艦隊により撃破される。 トシユキ「これで指揮官機以下の性能か……。大したものだな」 システムボイス「敵潜水艦隊の壊滅を確認」 トシユキ「わかった。2番機は本隊と合流し、対艦装備に切り替えろ。4番艦隊は迎撃態勢を維持しつつ、潜水艦隊と2番機の援護に回れ」 ◯海上  シングラリティ(2番機)、海面を進みクサナギへ到着する。  クサナギ、シングラリティ(2番機)を収容する。 ◯シングラリティのコクピット システムボイス「2番機、換装完了」  頷くトシユキ。 トシユキ「全艦転進、敵艦隊群との距離を詰める!」 ◯海上  一斉に進路を変える艦隊群。  クサナギの後部から、換装を終えたシングラリティ(2番機)が海上に降りる。 ◯シングラリティのコクピット
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