第1章

2/3
前へ
/3ページ
次へ
              はしがき   オレは受験生時代、国語・世界史・日本史・倫理・地学が全国1位だっ た。    英語もセンター試験で満点近く。しかし苦手な数学が振るわず、東大文Ⅰ には落ちてしまった。     それでも慶応大学法学部に上位で合格し、楽しい人生を送っている。    オレをうらやましいと思うオマエたちに、受験の極意を教えようと思う。    もちろん今のままじゃ、あこがれの大学に受からない。    技術が必要なのだ。             第1章 目標を定めよ  オマエ、行きたい大学はあるのか?  あるって?どこだ?  東大?  東大なら2年間の勉強が必要だ。学部にもよるが、有名私立高じゃないな ら2年はかかる。  そこいくと大勢が行く私立文系は1年あればなんとかなる。  このように目標大学によって勉強の量は異なる。  一番悪いのは国立と私立の両方に色目を使うことだ。  東大文Ⅰと慶応法。どちらもおススメの大学だが、思考力重視の東大と、 知識量重視の慶応とは基本的に大きな差があるのだ。  5教科まんべんなく得意なら東大文Ⅰを勧めるが、数学が苦手などの場合 は慶応法を推す。  東大を目指して何年も浪人するやつがたまにいるが、3浪以上は就職で困 ることになる。  結局欲張らないほうが、本人のためなのだと言いたいのだ。            第2章 英語の勉強法  英語はどの大学・どの学部を受けるにしても最重要科目である。  まず単語・熟語・文法だ。  単語集を1冊、場合によっては2冊暗記することが肝要。  暗記の方法は後で言うが、ここでは河合塾の『英単語2001』を例にと って説明する。  この単語集のいいところは、国立・私立を問わず頻出の単語を網羅してい る点と、無駄のない録音CDがついている点だ。  この単語集で覚え、CDで何度も復習すれば、慶応法以外のほとんどの受 験で困ることがない。慶応法はあと英検準1級の単語が必要である。  駿台の『システム英単語』やZ会の『速読英単語』を使っているやつをよ く見かけるが、構成やCDの面で『英単語2001』に及ばない。        
/3ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加