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春の終わりと私の初恋の終わりを告げる様に、
桜の花びら達がヒラヒラと舞い落ちる。
うつむきかけた視線をあげた。
私の初恋の相手は、
普段の余裕のある感じと違い少し切ない表情をしている。
ドラマや映画で例えるなそろそろエンドロールと一緒に感動的なLOVEソングが流れてきそうな空気だ。
私の目の前にいる初恋の彼は、
普段は、
いい加減でわがままで、
女性にだらしなくて、
自分の外見が良いことと頭が良いことを自覚していて本当悪魔みたい、
いやある意味悪魔に失礼なぐらい陰湿で。
けど、
誰よりも優しくて、
そして暖かくて、
自分が傷つくことよりも、
誰かが傷つくことを嫌いいつも無茶ばっかして。
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