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『Hello world！』
ほんの微かに笑った君を
僕は永遠に忘れられないのでしょう
君は何処に行きましたか？
モノクロの街を、独りで歩く
やたらと姦しい数字を聞き流して
冷たい無機物を避けて
君を探す、旅に出ようと思って
たまには泣いてもいいと思う
泣かないと、泪も忘れてしまうから
忘れたものは覚えているのに
どうやったらそれを取り戻せるのか
さっぱり思い出せないんです
笑い泣き、半泣き、泣き顔、
号泣、号哭、慟哭。
そんなものを超えた僕は、
もう泪を無くした
Hello world！
そう叫んだあの日を僕は覚えているけど
なんであんな風に叫べたか
さっぱり覚えていないんだよな
君は覚えているのかな
それを教える前に消えるだなんて
少し意地悪過ぎる気がするな
Hello world！
君がいないモノクロの街で
僕は今日も独りぼっちだ
しょうがない、歩こうか
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