第1章 魔王、喧嘩する

7/10
前へ
/89ページ
次へ
「ど、どくわけないだろう!お前みたいな黒髪と同じ学校だなんて父上にし、知られたら、一族の恥だと思われるに違いない!」 「俺に関係なくね...?」 一族とか俺には関係ないし。例え関係していたとして、名前なんて知らない。覚えるの面倒だし。 疲れたようにため息をつく。これじゃまるで徹夜明けのサラリーマンじゃねぇか。 「…理事長に用があるから、通せ」 「そ、そんなの嘘だ!父上から聞いたんだ!理事長は滅多なことがない限り人と関わらないとな!実際父上も数回しか話したことがないんだぞ!」
/89ページ

最初のコメントを投稿しよう!

20人が本棚に入れています
本棚に追加