第1章 魔王、喧嘩する

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「…なんのつもりだ?」 殺気を、周りを取り巻く傍観者共にも当てる。そうすれば全員揃って青ざめて後退するから面白い。 ちなみに1番殺気に当たってるリーダーには腰を抜かしている。 「な、なん…!?」 「おい豚」 「ひぃっ…」 豚と言ったのには訳がある。というのも、リーダーっぽいヤツが丸々と太っていたからだ。ちなみに細かく言えば金髪だったから金豚なのだが、金を付けて呼ぶのは面倒なのでただの豚だ。 まあそんなのはどうでもいいんだけど。 「俺を通すか、このまま俺の殺気にやられて恥をかくか。どっちか選べ。俺は早く先に進みたい」
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