第2章 魔王、旧友と再会する

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「黒髪をもつ者」=「なぜか魔法が使えない」=「呪われている」 まあ、ある意味呪われていることは確かだけど。魔法が使えないわけではない。 それにしても、なぜ黒髪を持つ者は魔法が使えないのか。そしてなぜ黒髪の俺は魔法を使えるのか。疑問ではあるが、まあいい。あとで誰かに聞くか、図書館に行って調べよう。 「っと…ここか?」 そんなこんなで目的地に着いたらしい。目的地、それは理事長室。 コンコン、と軽くノックすれば、中からはい、と温かみの感じられない声が聞こえた。
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