第3章 魔王とクラス

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「なんでお前、黒髪なのに魔法使えんの」 「ダンさん!そこは俺が説明しまぶ!?」 「あわわわわ…」 レイフが勝手に俺の話をしようとしたから殴っておいた。なんでわざわざ人に自分の説明をされなきゃならない。 あとアリサ、いちいち慌ててるといつか身が持たない。 「多分、天族のクウォーターだから」 「多分かよ」 「俺もさっき知ったからな、確証はない」 「ふーん」 自分から聞いてきたくせに随分と興味なさそうな返事だな。 「とりあえずシド、魔法使えるからって貴族様に魔法ぶち込むなよ。後処理とか面倒だから」 「ちょ!ダンさん、それ教師としてどうなの!?」 「別にいいじゃねぇか、平和だったら」 「それダンさんだけだからね!?」 あーうるさい。
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