第3章 魔王とクラス

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「あー、まあこれで学年共通の今日やんなきゃいけねぇことが全て終わったわけだが」 「説明はまったくされてにゃいけどにゃ」 前列の席に座る確か…猫娘?が突っ込んだ。 「まぁまぁ、んなこと言うなってーの」 そう言って、胸ポケットから何かを取り出す。 「…理事長から伝言を預かってる」 あぁ、エディか。伝言って…なんだ? 「F組の新入生諸君、入学おめでとう。君たちがこのアクウィアス学園に来てくれたことを嬉しく思うよ。歓迎する」 ダンの棒読みが教室に響く。 「さて、君たちは僕たち人族から異端と呼ばれ、差別を受けることが多々あるわけだが。どうだい?入学初日から差別を受ける人もいたかもしれないね」 …俺に言ってる、それ?
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