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ダンはそそくさと教室から出て行った。
「あーあ…。良いセンセーなんだけどなぁ」
「わ、私、感動してしまいました!あのように言ってくれる先生は初めてで…ちょっと泣きそうでした!」
「うんうん、良いセンセーだよなぁ…。そんでもってやる気があればなぁ…。そうだろ、シド?」
俺はようやくダンが出て行ったドアから目を離し、レイフとアリサを見る。
「お前ら、アイツ、言わなきゃなんねぇこと言ってねぇよ」
「「………?」」
あ、分かってねぇなぁ、なんて思いながら、帰る支度を始める。
「言わなきゃなんねぇことってなんだよ」
「プリントにも書いてないこと」
「ふぇ…?」
他3人を見てみても、どうやら分かってないようで。
俺はため息をついて、重たい口を開く。
「...寮、どこだよ...」
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