第1章 魔王、喧嘩する

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さて、俺を見ている人間は置いといて、校門をくぐるとしようか。 世界で1番大きな学校だからだろうか。校門は城の門と同じくらいデカイ。びっくりだ。 そして1歩足を進める、が。 「おいおいおい、そこの黒髪。お前何学校の敷地内に入ろうとしてんだよ」 止められた。 「俺か?」 周りに黒髪は俺しかいなかったからな。俺で合っているだろう。黒髪って珍しいんだな、きっと。あまり気にしたことがなかった。 目の前には3人の男が立っていた。自分と同じような服を着ていることから、そいつがいるのは俺と同じような目的だろう。一緒に見られるのかと思うとちょっと複雑である。 「そうそう。お前だよ」 「なんか用」 「なんで黒髪がこんなとこにいんだよ」 「なんでって...今日からこの学校の生徒だから」
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