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さて、俺を見ている人間は置いといて、校門をくぐるとしようか。
世界で1番大きな学校だからだろうか。校門は城の門と同じくらいデカイ。びっくりだ。
そして1歩足を進める、が。
「おいおいおい、そこの黒髪。お前何学校の敷地内に入ろうとしてんだよ」
止められた。
「俺か?」
周りに黒髪は俺しかいなかったからな。俺で合っているだろう。黒髪って珍しいんだな、きっと。あまり気にしたことがなかった。
目の前には3人の男が立っていた。自分と同じような服を着ていることから、そいつがいるのは俺と同じような目的だろう。一緒に見られるのかと思うとちょっと複雑である。
「そうそう。お前だよ」
「なんか用」
「なんで黒髪がこんなとこにいんだよ」
「なんでって...今日からこの学校の生徒だから」
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