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月日が経って、6月。2ヶ月過ぎたわけだが何の発展がない。宮澤は俺が行ってるってことで学校に通ってる。ちなみにクラスは別、そのため別れ際は寂しそうな顔で苦笑いする。
「澪、今日は転校生来るらしいよ?しかもお昼に!」
情報が早い、理央はそういうのに敏感だからすぐわかる。なにより、どの小説を読んでも6月に来ることが多いのでそれが凄く嬉しそうだ。
「転校生?」
新しい人間が出てきた。俺は知らないので『こいつ』と言っておく。
「転校生って誰が来るの?」
「それがね、族の総長がここに転入するだって!理事長の甥なんだってさ!」
「お前はなんでも知ってるな?」
「爽やかくん!」
「俺はそんな名前じゃないと何回言わせるんだ…」
「だって爽やかだしw」
「はぁ…」
また新しい人間が来た。理央はそいつらと話してて楽しそうだ。俺は机にうつぶし眠る。
というか、爽やかか?結構クールな人間なきがするんだが…
「澪、もうすぐで先生が来るから起きなよ!」
「あぁ…」
「もう、人見知りなんだから…」
人聞きの悪いことを言うな、俺はそんな弱っちくない…あっ、もしかして顔に出てた…?
「顔は見えてないけど雰囲気でわかるよ…」
エスパーか、お前は…俺の思考を読むな、別に人見知りは菅家ないからな?
「君が澪くんか…理央から聞いてるよ!」
「これからよろしくな?」
笑顔でそいつらは話しかけてくる。頷くが名前は知らないので何も言わない。
「二人とも自己紹介まだでしょ?澪には紹介してなかったからちゃんと言わないと伝わらない…」
「自己紹介の時も言ったんだがな…」
「澪は自分のことと俺のこと以外は無関心だからね…しかも、気に入らない限り口も聞かないし話をしようとも思わない、だからやって二人とも!」
「わかった、そういうことなら!じゃあまずは俺からやる!」
爽やか?が俺の前に来て俺を起こし見上げさせられる。こういうのは気分が悪くなるが聞かないと怒られそうなので素直に従う。
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