一人目の転校生はやはりウザっかった…

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「麻野」 なんか変な声が聞こえた。 俺は寝てるんだ、邪魔するな。俺は寝たいんだ 「麻野」 ポスッと頭を何かで叩かれた。仕方なく目を開け頭を上げる。 「いい度胸だな、麻野?俺の授業はつまらないか?」 つまらないかつまらなくないかと言えば… 「つまらない」 「なっ……!」 言ってもらいたいことを言って何が悪い? 「それならあの問いを黒板に書いてこい」 黒板?あぁ、あれか… 俺は肯定も否定もせずに黒板の所に行き出された問題を解く。そして書き終わる。 「これでいいすか?」 「ぐっ……、……あぁ」 悔しそうに顔や声が聞こえる。俺は机に戻るとまた机にうつ伏せる。 「頭いいんだね、澪くん…?」 「昔からだ」 「へえ、凄いね?」 「………………」 「澪くん?」 「澪はもう寝ちゃったよ…授業とか簡単だから抜き打ちでも満点だったから…」 苦笑いしながら理央は言う。まあこの通り寝てる。ただ語りがいなくなったら悪いからな、だから意識のみこっちにいる。 「澪くんってなんでもできるんだね?今度宿題一緒にやりたいなぁ♪」 「澪は宿題を来たらすぐにやっちゃうからその日に言わないとだよ?面倒ごとは後回しにするの嫌だから…」 「「わかった、そうする」」 そんな会話をしてるのも知らずに俺は寝ている。もうすぐ待ちに待った転校生がやってくる。今か今かと待ってるのだが眠気が襲ってくる。授業が終わるまで眠っていた。
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