404人が本棚に入れています
本棚に追加
授業が終わったので理央が宮澤に屋上で待つように連絡し宮本も高尾も行かせた。俺達は指定の場所に向かい今か今かと待っている。
「そろそろ、来ると思うぞ?」
「早く来ないかなぁ…」
「焦るな、焦っても何も出てこない」
「わかってるよ…」
ため息交じりに吐いて望遠鏡で見て待つ。その時、一人の男が玄関の前に来た。
「貴方がーーーーですか?」
「そうd……です、ーーーーです」
名前が聞き取りにくい。多分そこの部分だけが小さいのかもしれない。
それにしても敬語の使い方がなってない、まったくもって小説通りだな…
「それと話しにくいのでしたらその敬語、使わなくてよろしいですよ?」
「なら、そうさせてもらう!てか、お前のその笑顔何だ?もっとちゃんと笑えよ!」
キターヾ(°∀° )/ー!!!本日二度目の顔文字サーセン!この展開はアレだ!小説の中のそのものだ!キースッキースッキースッ!
「……………!初めてこの笑顔を見破られました……気に入りました!」
そりゃあもうぶちゅーと行った。只今理央も俺も出血大サービス中。小説通りのシチュだ。小説の中ではこの後、学園長に会い、担任教師に会い、食堂でイベントになるはずだ。だが今回は夜イベントだ。
まあ、昼でも夜でも食堂でのイベントは変わらないわけだが…ってマズイ、理央が鼻血出しすぎて戦意損失状態だ、止血しねえと!
「……澪、俺は幸せだ…」
まだ昇天は早いぞ、理央…
ちなみにキスされた後は学園長に会うため既にその場にはいなかった。俺は理央を下に下ろし止血を開始する。
俺がこいつの看病してる間にいろんな奴らが語ってくれる、それを見て俺たちの帰りを待て、いいな、読者さん?
最初のコメントを投稿しよう!