一人目の転校生はやはりウザっかった…

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「偉いですよ、会長」 いつもの営業スマイルじゃない笑顔で俺様の頭を撫でる。 「お前、あの転校生と何かあったか?」 「わかりますか?」 いや、お前がそんな上機嫌になることってだいたいその時に何かあった時だろうが…。気色悪い顔してるくせによ… 「気色悪いは余計ですが、確かにいいことありました♪嬉しすぎて仕方ないですよ♪」 際ですか…そりゃあよかったな… 「きっと貴方も気に入りますよ♪」 ニコニコしながら自慢する藍に少し興味を持った。顔には出してはないが藍が気に入るほどの奴がいるんだなぁと思ったからだ。 「そうか、お手並み拝見ってところか?」 ニヤリと笑い少しの好奇心を見せながら言う。とりあえず今日のノルマを終わらせようと思う。ちなみにワンコは今、寮で寝てる。珍しいことに風邪を引いたからだ。夜の食堂までにはなんとか間に合うみたいだが。 sige.蓮 end
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