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sige.晴太
今、不良である宮澤先輩と慎ちゃんといる。何も話さないから気まずかったりする。
とりあえず先輩に話しかけてみる。最初は話しかけてくるなって言われるかなぁとか思ったけど、そんなこと言われることなく話が出来た。
話をしてて先輩のことを誤解してたのかもって思った。そう思ったのは慎ちゃんの言葉だった。
「………信頼してるんだな?」
先輩がキョトンとしてる。俺も最初は戸惑った。いきなりすぎて頭の思考が止まったからだ。
「どういう意味だ?」
先輩のその質問は正解だよ!俺もその意味がわからないから!
「麻野が帰ってくるの信じてるんだろ?」
「当たり前だろ?あいつは俺の過去を聞いて側にいるって言ってくれたんだ、そんな奴を信用しねえで誰が信用するんだよ?」
慎ちゃんの質問に真顔で、決め顏で先輩は言う。でも言った後、耳まで赤くなった。宮澤先輩はクールな人間だけど短気で喧嘩早いって聞いてたからなんかイメージが違う。ここで俺は宮澤先輩が怖い人間ではないってことがわかった。
「先輩のイメージが変わりました!先輩のこと、好きです!なので友達になりましょう!」
ニコッと笑うけど先輩はまたキョトンとした。意味が通じてなかったらしい。『友達』として好きだってことを伝える。そしたら少し嬉しそうな顔をした。
先輩ってかわいいなぁ…
そんな独り言を考えているとそういえば自己紹介がまだだと思い自己紹介をした。俺が言って慎ちゃんが言った。先輩も一応ってことで教えてくれた。
今日だけで友達がまた増えた!
慎ちゃんとは入学早々友達になり理央とは寮の部屋が同じ。慎ちゃんは俺達の部屋と澪くんの部屋の間にいる。時々、遊びに行ったりする。中の人はいないのが原因なのか慎ちゃんから遊びに来ることが多い。
そして澪くんとは今日、友達になった。何で今回かといえば、別に目は全然気にしないけど話しにくいオーラだけは出てたからだ。理央がいたから助かったけど、いなかったらきっと無理だと思う。
そして澪くんと同様、今日先輩とも友達になった。なんか嬉しくて仕方ない。
そう思っているとーーー。
sige.晴太 end
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