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しばらく迷路のような道を進んで行くと、これまたドでかい扉が出てきた。
さすがというべきか否かわかんねえけどカッケー!しかも金だし、光ってるし!
とか思ってたら藍がドアを叩いた。この時だけ俺のことを転校生と呼んだ。
これが礼儀ってやつなのかなぁ…
そう思ったら叔父さんであろう声が聞こえた。
「……入りなさい」
あの間はなんだろ…まあ、関係ないよな♪
言われたのと思ったことと同時にドアが開いた。そして藍は一礼してどっかに行った。俺は中に入って叔父さんの話を聞いた。長ったらしい話だったけど。
「ーーーーーー、そういうわけだから担任が来るまで待っていなさい」
「はーい!」
話?聞いたけど聞いてなーい♪
だって長いんだもん♪それに藍が道中教えてくれたし♪それにこれから慣れるし♪まっ、俺は頭良いし可愛いからすぐ教えてくれるし♪
そんなことを考えながらしばらく待つとダルそうな人間が来た。
「学園長、来たぞー…で、何の用………だ…?」
あれ?俺を見て顔色変わった?てかこの人誰?
「やあ、和哉先生!この子が今日から君の教室で勉強する子だよ」
この人、和成って名前なんだ…しかも先生、やっぱ先生って言わなきゃダメだよな…
「は、初めまして…新谷未来だ!……です」
やべ…、また…
「お前、敬語下手だな?まあ、その言い方じゃなくていい、それと俺には呼び捨てで構わねえ、それに俺の名前で呼べ、良いな?」
怒られなかった…やっぱり俺………
愛されてるなぁ♪
それから俺は和哉と教室に向かうのだった。
sige.未来 end
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