一人目の転校生はやはりウザっかった…

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「最後にこの学校のカリキュラムを教えておこう、ここはポイント制だ。出席数とテストの成績が一つも落とさずに行けば普通に卒業できる。しかし二つのどちらかでも、欠けていれば留年だ 出席数はもちろん、テストの成績で赤点を取ればマイナスになる。マイナスになると補習で補うことになるのだが、補えれるのはマイナスポイント部分を0にすることしかできない。なので0のままだと卒業はできない、ちなみに卒業できるポイント数は最低でも50P、最高は100Pだ。知らないうちにポイントが溜まって行くので足りないと思えば担当教師に頼むしかない ちなみに進級するにもポイント制なので最低でも30P必要。最高は50Pだが、到達する人は少ないと思うので、これくらいはとってもらいたいというこちらからのお願いをしている ちなみにこのポイントは5Pずつ上がる。マイナスは1Pずつ下がるのでそんなに下がることはないと思うが授業を受けてない者もポイントの少ない人はそこだけでも1Pずつ上がる。通常の人は大丈夫なのでそんなことはしない、訳ありなら別だがな 回りくどい説明で悪いがとにかく、ポイント制なのでポイントによっては進級できたりできなかったり、卒業できたりできなかったりと、挙句の果てには留年する可能性もある その留年を避けたいからみんな頑張ってるわけだが、一人だけ天才がいる。それは多分お前にはわからないと思うが、君たちならわかると思う さて、カリキュラムもこのくらいかな…。説明が苦手だからこれでいいだろう、ここまではわかったかな?」 「はーい!」 絶対にわかってない上に嘘までついた…。これだから私は嫌いなのだ…、口には出さないがな? そう思ってると和哉先生が来た。そして甥を連れて出て行った。 静かになった部屋で側近である河嶋(カワシマ)が口を挟んだ。 「お仕事お疲れ様でした」 「ありがとう河嶋、ところでご褒美は?」 「ご褒美?何それ、美味しいんですか?」 「えっ?」 「意味不明なことを言ってた箇所が多々あるので今回は没収します。いえ、1ヶ月間は無しにいたします」 「そんなぁぁぁぁっ!!!!!」 こうして私の有難いお話は私の叫びと共に幕は閉じる。 今日も側近に弄ばれながら… side.太郎 end
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