7/24
前へ
/38ページ
次へ
歩み寄る紗枝ちゃんに 愛梨が首を傾げて俺を見上げる。 「あ、愛梨。 彼女が聖の大切な紗枝ちゃん」 そう告げると愛梨は 俺の胸をぐいっと手で押して 慌てて離れる。 「初めまして。 浩一郎の妻の愛梨です」 ニッコリと笑って言った 愛梨に紗枝ちゃんも 嬉しそうに笑って頭を下げた。 「初めまして。 あの…聖の…つ…妻の 紗枝と言います」 どこか恥ずかしそうに言った 紗枝ちゃんの姿に、 思わず俺は笑ってしまった。
/38ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2193人が本棚に入れています
本棚に追加