富豪と貧民

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「次の遊戯は…知っているんですか」 「いや、僕は知らないよ ただこの有り余る札をどうやって 使うかは限られてはいるのだろうが」 限られた札を… 再び勝負席に走った どうせ負ける勝負なら この一時の勝負にかける 次の遊戯なんて関係ない 札がなくなるまでは 差し出せる札が 互いに減っている しかし、まだ勝負はつかない 差し出される札が有る限り 勢いづいた僕に審判が告げた 「対戦相手が出てこないので 次の遊戯に移ります」 まさかの展開に焦る 手に残った札は 次遊戯には足りるのだろうか ゲートは閉められていた そして、帰宅するものも ちらほらと見えた 描いたカタチが 出来上がらなければ 面白くないのだろう… 見えない先をいくつか描いてみる
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