第1章

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彼女は、俺なんかじゃあ絶対に相手にされない高嶺の花。切れ長な瞳に長い睫毛。全身から漂う甘い香り。男なら、誰もが彼女に恋をするだろう。 彼女が、通る度に振り返る男の数。 すらっと伸びた白い手足。 でも、どこかエロい。 彼女の発する言葉にさえ色気が漂う。 飲み物を飲む時も、食べ物を食べる時もとにかくエロい!彼女の存在自体が男を刺激する。 たまに、目が合うとヤバい! 全身を矢で貫かれたかのような気さえする。 ドキドキする。 気だるげに髪をかきあげる仕草。 足を組み替える仕草。 ローズの多分流行の口紅を塗ってる唇に、メンソールの煙草をくわえる仕草。 やけに色っぽくて…。 柚夏の、男としてる時の感じを妄想してしまう俺は変態なのか!?
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