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博人先輩は中学の時から特別だったけど恋愛対象としての特別か、憧れとしての特別かわからない。
このまま、先輩と話したら変な態度をとってしまいそうで。ヤバい。
『おはようございます。』
先輩方に挨拶をする。すると、先輩方の殆どが挨拶を返してくださった。
「おい。何で先に行った?」
博人先輩に呼ばれて、第一声がこれかよと私は思った。
『おはようございます。そもそも一緒に行く約束してないじゃないですか!それに、1年だから準備しなきゃいけないし』
そんなのは、ただの言い訳なわけで。誰だって好きな人(?)といると緊張するし。
私だって、恋愛したことはあるけど。博人先輩の前では、普通では居られない気がして。
「じゃあ、俺も準備手伝うから。明日から、俺の家集合な。」
『先輩に悪いので結構です。しかも、駅から先輩の家の方が遠いじゃないですか!』
「俺が、手伝うって言ってるんだからさ。悪いとかねーだろ。」
そう言うと、着替えに行ってしまった。
先輩と居れることが嬉しいと思った私は、先輩のことが好きなの?
自分でもわからないんだ。
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