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「そうなのね。先程から気になっていた事があるのだけれど。さすがに失礼かと思い自重していたのだけれど、一言いいかしら?」
「別にいいぞ」
「貴方が文芸部? 似合わないわ。死んだ魚のような目をして。」
「……お前、少しはオブラートに包めないのか」
「すぐに溶けて無くなるわ。」
溶かすな。
発言の許可を与えなければ良かった、普通に傷ついて終わっただけだ。この会話丸々要らなかったじゃん。
「そもそもの話、文芸部とは何をする部活なの? 正直、文芸部の活動内容が分からないわ。根暗オーラを醸し出している貴方は一体何をするの? 疑問だわ」
「お前は俺の何を知っているんだよ。勝手に暗い奴と決め付けるんじゃねぇ。……別に、特別やる事は決めてない。この部活が休部状態で今入部したら部室を独占できるな、と思って」
「へぇ、そうなの。浅はかな考えね」
悪かったな。そう心の中で呟いて捜索を再開する。
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