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「それで、何をやればいい?」
「文化祭の申請書よ」
「文化祭? あの夏休み前に開催したらしい行事か」
「開催したらしいって、貴方も参加したでしょ」
「いや、その日は休んでいたからな」
「あら、そうなの。その日は休んでいたのね」
重い足を運びながら後を付いていく。
雲が太陽を覆い隠し、曇天の中で青春を謳歌している生徒を眺めながら、部室への道のりを歩いていく。
このまま、校門へ向かい帰宅路につきたい気持ちを閉じ込める。
部室へと辿り着くと、一度も触ったことがない戸棚から一枚の紙を取り出し、机の上に置かれる。
仕方なく椅子に座り、目の前の書類を覗くと、上部の方に申請書と記載されていた。
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