第13章 生徒会の静かな涙 1/3

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「何だよ。前に出した申請書に不備でも見つかったか?」 「いえ、前回出してもらった書類は量自体が少ないし、間違う方がどうかしているわ」 「そうか。なら良かった」 「もしかして、自分の名前を間違えたか心配してたの?」 「そんな訳ないだろ。どこの世界に自分の名前を間違える高校生がいるんだよ」 「小学生の知力しか持っていない貴方でしょ」 「失礼な奴だ」 「確かに、小学生に失礼ね」 「俺にだよ」  このままだと会話が明後日の方向、というか毒沼へ向かいそうなので、会話を切り替える。
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