第1章

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リビングまで小さな手を繋いで案内をされる。 部屋に入る前の扉…その手前で立ち止まった優人は 「しー。。」 人差し指を口元に当てて静かにしろと俺に諭す。 「あぁ…わかった。」 そーっと開けた扉の向こう側には、 うつぶせになった女性の寝姿。 家主ではない。 あんまりな格好に目を丸くする。 「あーちゃん。ねんねー。」 畳の上にうつぶせで、 体の周りに白い線を引いたら、 死体に見えるほどの状況。 思わず笑いが… 行き倒れている人とは一二度の面識が有るため、 寝顔を見るのは遠慮した。
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