第1章

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「優…パパとママは?」 勝手知ったる他人の家。 多分寝つぶれたこの方が優人に使おうとしていたタオルケットを 寝ている彼女にそっと掛ける。 さすがにどこかによじ登っているような恰好で寝ている寝姿を 俺に見られたと知ったら、 嫌がりそうだったので… それにしても、この格好で寝潰れる人を見たの… 俺初めてかも… 「ママ、あっち。じーじ。」 片言だけど何となくわかった。 で…コレ? でもまぁ…何か有れば隣にシズさんもいるから、 良いけど…。 もうじき2歳になる優人は、 割と…賢い子で、同じ年頃の子どもを知らないから 何とも言えないが、一人前にきちんと片言だが話が出来るため 子どもの扱いに慣れていない俺でも、対応がきく。
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