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クラウスは4年に1度愛する者の血を吸わねば生きていられない。
しかし、幾度ともなくそんな婚姻関係を続け、愛しい人がガラクタとなっていく姿を見ていく内に心を枯らし、いつしか心から愛することができなくなってしまう。
愛されること、愛を求めて毎晩女性と肌を重ねるものの、満たされることなどあるはずもない。
そんな彼の前に現れた女性を本気で愛するようになるものの、本気で愛してしまえば、彼女は他の47人と同様に心を失ったがらくた、マリオネットになってしまう。
それが怖くて、突き放したり、自棄になったり。
しかし、刻一刻と、4年に一度の期限が迫ってくる。
期限が迫ってくると、身体が虚血状態、ぶっちゃけ貧血が酷くなって弱っていく。
ここは妄想。
クラッ、となって彼女にもたれ掛かるヨンルカ。
「大丈夫?」と心配する彼女に
「ごめん……もう少しこのままでいていいかな」
みたいな。
彼女とは、黒いドレスを着た貴婦人。
予定。
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