0人が本棚に入れています
本棚に追加
車は今度は何処へ向かっているのであろう。
瑠偉は何も言わない。
神奈川方面へ向かっているようにも思えた。
「どこか適当な所で降ろして下されば電車で帰りますので…。」
私は自分の思いと別の事を言っていた。
本当はもっと一緒に居たいのに
帰るだなんて。。。
「どこか駅があったら止まるというのでも良いですか?」
瑠偉からの返事。
「はい、大丈夫です。」
私は答える。
幸せな時間ももうじき終わりか。
あっという間に過ぎ去ってしまうのである。
もう2人で逢う事もないのかもしれない。
次があるという約束はない。
そう、
所詮はそういう関係に過ぎない。
瑠偉は今、
何を考えているのであろうか。
私の事はどう思っている?
不安しか生まれない。
最初のコメントを投稿しよう!