約束

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車は今度は何処へ向かっているのであろう。 瑠偉は何も言わない。 神奈川方面へ向かっているようにも思えた。 「どこか適当な所で降ろして下されば電車で帰りますので…。」 私は自分の思いと別の事を言っていた。 本当はもっと一緒に居たいのに 帰るだなんて。。。 「どこか駅があったら止まるというのでも良いですか?」 瑠偉からの返事。 「はい、大丈夫です。」 私は答える。 幸せな時間ももうじき終わりか。 あっという間に過ぎ去ってしまうのである。 もう2人で逢う事もないのかもしれない。 次があるという約束はない。 そう、 所詮はそういう関係に過ぎない。 瑠偉は今、 何を考えているのであろうか。 私の事はどう思っている? 不安しか生まれない。
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