勝ちなんて飾りです。若い人には分からんのです。

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(ふ~エライ目にあったもんだ。 運野さんが説明...してくれるかなぁ?) そんなこんなで、昼の講義もアッと いう間。そして、今日の講義も終わる。 佐々木先輩「よ~レイジ。続きの時間だ」 講義教室の出口で待ち伏せしていた ようで、不意をつかれる。 あっけなく私は捕まり、部室へ連行。 佐々木先輩「話はツキたん(運野さんの 愛称らしい)から聞いたよ。 誤解...だよな?ツキたんも居るから ちゃんと聞こうか?」 冷静に話し、何でも無いように 見せ掛けるあたりは逆に恐い。 部室に連行されると、運野さん、 佐藤さん、朝野先輩、三輪先輩が居た。 仕掛けた当人である、トオルは サトミと共に同じ講義を受けていたので 一緒に部室へと来たのである。 佐々木先輩「さて、まずは レイジが気になっている、ツキたんの 話を聞こうか?」 良かった。私の疑問が曖昧なままに なっていた。これを聞かずに何と 言われても落ち着かない。 運野「えーと、ですね。昨日ですね、 わたしとスズネさんは、豊田の店で 野良人狼ゲームしてたんですよ」 運野さん、佐藤さんは豊田の出身である。
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