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「…ッ」
ハルが太腿を触る手を動かすから、言葉が出ない。
「ユズ…お前のそんな顔と、この脚…誰にも見せたく無いんだよ。」
「…や、ハル…。」
「俺、独占欲が強いんだと思う。お前の脚、聖也にも、あのハチ公にも見せたくねーんだよ。」
ハルが私の身体の上に覆い被さり、接吻(くちづけ)をしようとした時
「ちょっ、ちょっと待って!な、なんで連城さんの名前が出るのよ!そ、それにハチ公って誰よっ?!」
ハルの身体を押し退けるようにすると、ハルが「チッ」と、舌打ちした。
嫌そうな顔をしたハルは
「聖也は…人妻が好物なんだよ。」
「はい?」
今、何を言った?連城さんが人妻が好物って?
「ハル、あの…連城さんが人妻が好物って?え?何?」
ハルは私から身体を離して、
「あんたがイケメンだと親父さんに絶賛していた聖也は人妻を堕とすのが得意なんだよ。あんたがミニスカート履いてたら、聖也が人妻のユズにその気になって口説くかもしれねーって話。」
「はぁぁぁ?何言ってんの?」
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