6738人が本棚に入れています
本棚に追加
「え？やだ、それは…一般論で、皆が言ってるって話をしただけ…」
「ああ。ユズが俺を一番格好いいって言ってくれたけど、聖也を褒めてたのがやっぱ、気に入らない。それだけだから。」
ハルがクスッと笑った。
もう….ハルったら
「ハル、嫉妬深すぎる。」
私が笑って言うとハルは私のおでこにチュっと接吻(くちづけ)た。
「ん…。そうだな。俺はそれだけユズの事が好きなんだよ。」
頭をポンポンと撫でて
「ユズは俺にヤキモチを見せてくれないけど、俺は見せてしまうんだよ。」
困った顔で笑った顔は、不安そうな瞳だった。
ハル…私は、ハルを不安にさせているのかな？
私の気持ちを疑って、ヤキモチを妬いている？
ハルは何が不安なの？
私がヤキモチ妬く姿を見せないから？
「…私、ヤキモチを妬くよ。」
ハルが驚いた顔で私を見る。
最初のコメントを投稿しよう！