37人が本棚に入れています
本棚に追加
アキのマンションからは、あの公園が見える。
『良く、一志と一緒にあの公園の中を散歩したな…』
あの夢を思い出す。
『もう三年、こうやってあの公園を見てるだけで、一人で行けない…。
ねぇー、一志。思い出が有りすぎるよ。
三年経った今でも、私の中には一志が居るんだよ』
と独り言を呟いてしまう…。
ふと…、桜田の顔が浮かんだ。
『私が課長を好きな訳ないんだよ』
そんな言葉を…。
『さってと、朝ごはんの準備でもしますか。
今日からまた、忙しい毎日になるから、気合入れて頑張ろう』
自分で自分に気合を入れたアキは、部屋に入って行く。
最初のコメントを投稿しよう!