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アキはゆいの手を握りながら言った…
『ゆい…、私のために泣かないで』
アキはニッコリ笑っていた。
「アキ…
私もアキラと別れた時、アキと同じ事を思ったの
でも、私はアキみたいに強くないから、一人じゃ寂しくて居られない
実はね、今、付き合ってる人が居るの
アキは私を軽蔑する?」
"あっ、言っちゃった"
アキは首を横に振り
『軽蔑なんてしないよ
私みたいに、いつまでも引きずってたって何にもいい事ない
私は強くなんてない
強いのはゆいの方
新しい恋を見つけて歩き出してるんだから
ゆいに好きな人が出来た事は私も嬉しい。
人は支え合わないと生きては行けないから…』
ゆいは励まされてしまった
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