過去 #2

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アキはゆいの手を握りながら言った… 『ゆい…、私のために泣かないで』 アキはニッコリ笑っていた。 「アキ… 私もアキラと別れた時、アキと同じ事を思ったの でも、私はアキみたいに強くないから、一人じゃ寂しくて居られない 実はね、今、付き合ってる人が居るの アキは私を軽蔑する?」 "あっ、言っちゃった" アキは首を横に振り 『軽蔑なんてしないよ 私みたいに、いつまでも引きずってたって何にもいい事ない 私は強くなんてない 強いのはゆいの方 新しい恋を見つけて歩き出してるんだから ゆいに好きな人が出来た事は私も嬉しい。 人は支え合わないと生きては行けないから…』 ゆいは励まされてしまった
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