愛してる #2

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一志はアキの手を握って 「また、アキに逢えて嬉しかった。 アキと暮らしたこの半年は、俺にとって凄く幸せな時間だった。 アキ、自分の本当の気持ちに気づいてるんだろう。 本当は誰の事が好きなのか。 もう、我慢しなくていい。素直になれ。 本当の幸せは、好きな人と一緒に居る事だぞ」 アキは涙を流しながら、何度も首を横に振った。 「桜田 優一、アキが本当に好きな人だ。 彼ならアキの全てを受け入れてくれる。 だから、怖がらないで、飛び込んで行けばいい」 『違う、違う、違う。 私は一志の事が好きで、一志と一緒に居たい 課長の事なんて好きじゃない。 やだよ…、一志居なくならないで…』
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