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一志はアキの手を握って
「また、アキに逢えて嬉しかった。
アキと暮らしたこの半年は、俺にとって凄く幸せな時間だった。
アキ、自分の本当の気持ちに気づいてるんだろう。
本当は誰の事が好きなのか。
もう、我慢しなくていい。素直になれ。
本当の幸せは、好きな人と一緒に居る事だぞ」
アキは涙を流しながら、何度も首を横に振った。
「桜田 優一、アキが本当に好きな人だ。
彼ならアキの全てを受け入れてくれる。
だから、怖がらないで、飛び込んで行けばいい」
『違う、違う、違う。
私は一志の事が好きで、一志と一緒に居たい
課長の事なんて好きじゃない。
やだよ…、一志居なくならないで…』
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