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アキはどうしても分かったとは言わず、次の日も、一志はアキに話をした。
だが、アキが首を縦に振る事はなかった…。
月曜日、一志はアキに日本を発つ日を言わずに、朝早くに家を出た。
アキはベッドの中で、一志が出て行くのを見送らず、会社にも行かなかった…。
日曜日の夜、一志は桜田に電話をしていた。
「話はしましたが、アキは分かったと言ってくれませんでした。
僕は明日、アキの家を出て、水曜日、日本を発ちます。
アキの事をお願いします」と…。
その連絡を受けていたので、桜田はアキの事が心配でたまらなかった…。
朝、かなり早く桜田は出勤した。
アキの席を見つめて、願っていた。
だが、アキは会社には来なかった…。
連絡も来ないまま…。
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