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僕は頷き、
彼女の似顔絵を書いた。
「これが私?美化しすぎですよ」
女の子は言って笑った。
「僕にはこう見えた」
僕は答えた。
「でも……有り難う」
女の子は言って、
僕に金を渡すと、
軽く頭をさげ帰って行った。
その後も彼女のおかげか客があつまり。
どうにか画材分は取り戻す事が出来た。
画材をまとめ立ち上がる。
今日の宿を求め僕は歩きだした。
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