二十年

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次の日も僕は昨日の場所に来ると似顔絵を売る。 今日は風景画も並べてある。 「これ、 綺麗ね?千円でいいの?」 また昨日の女の子だ。 「うん。 買ってくれるの?」 女の子は頷くと僕に千円を手渡した。 女の子は真澄と名乗った。 この近くに住んでいるらしい。 僕はこの世界で誰とも仲良くなるつもりはなかった。
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