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「ごめん。
自分の事ばっかり話して」
「いいわよ。
夢を持ってる人って素敵。
画家になれるといいね」
「なるよ、
絶対に」
僕は腕をあげると少しおどけてみせた。
レストランを出ると僕たちはわかれた。
送って行こうかと言ったが真澄はそれを断った。
僕の中で少しづつ彼女の存在が大きくなっていった。
もしこの世界から戻れなくとも、
真澄がいてくれれば暮らしていける。
僕は思った。
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