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友達と金木犀と。
それは「光」だった。カーテンの隙間から差し込むような淡い優しい「光」
彼女 「優」 はただ、生きていた。自分の人生や生き方を毎日疑問に思いがら……
自分に出来ないことなど決してなく、いつだってただまっすぐ生きているつもりだった。
人の嫌な部分を見ればそれは、何か訳がある事と思い、
彼女に攻撃してくる者からは存在すら頭にいれず、ただ逃げてきた。
倒れそうな友人がいれば飛んでいく。
彼女はまっすぐ生きたかっただけの普通の人間だったのだ。
そんな彼女を、光はじっと彼女を見ていた。
まるごと彼女を包んで、見守り続けていた。
その光を、人はなんと呼ぶのだろう。
神様、あるいは……。
これはそんな光と彼女と、もう一匹の自分探しの物語である。
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